空のきまぐれ

読書記録 雑記 調べたことをきままに

イヤミスの女王ここにあり『母性』湊かなえ

母性 / 湊かなえ

こんばんは、soraです。

【読書記録】

 

はじめましての方は注意書きをどうぞ。

 

最近小耳に挟んだのですが、"イヤミス"にハマるのは女性が多いのだとか。

なかでも女子校出身者にそういう傾向が強いんだそうです。

 

私は男、男子校出身、傾向とは真逆のカテゴリに属するわけですが"イヤミス"大好きです。

不意打ちで裏切られ、当然でしょ?と言わんばかりに振り回されるのも好きですし、ドロドロした嫉み嫉みも好きです。

 

湊さんは 山女日記 (幻冬舎文庫)以来なので一ヶ月半ぶり。

とは言ってもこれはミステリではないのでミステリで数えたら豆の上で眠る (新潮文庫)以来3ヶ月ぶり。

 

さて本日の読書記録、

『母性』湊かなえ

母性 (新潮文庫)

 

 

あらすじ

女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。

母親は言葉を詰まらせる。

「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。

世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。

…遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。

母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。

これは事故か、それとも―。

圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語。

内容(「BOOK」データベースより)

 

主な登場人物

: 母からの愛情を受けて育てられ、母から愛されるために行動する。やがて結婚、出産を経て自らが母になる。

わたし : "私"の娘。母から愛されて育つが、それは無償の愛ではないと気付いている。それでも母から愛されることを強く望む。

女性教師 : 自らが高校教師という立場にあるため、新聞で目にした"転落事故"とも"自殺"ともとれる事件の記事が目に留まり...。

国語教師 : "女性教師"の10年先輩。ごく稀に、重要なことをそうとは気付かず、さらりと口にすることがある。

 

先入観ほど愚かなものはない

気持ち悪いまでの執着。

母からの愛に執着し、自らが母になってからもその執着は続く。

"すべての行動が母のため"

 

母性をどう推し量るのか?

母性とは何?

女性は誰しも最初からもっているのか?

子どもを産んだら芽生えるの?

なにをもって母性があるというのか?

そんなもの存在するの?

 

 

物語に直接影響のない話として、

思い込み、先入観に支配されている私がいかに愚かであるかを思い知らされたエピソードをひとつ。

"国語教師=女性"というなんの根拠もない思い込みが私にはあるようです。

高校の時、現代文も古文漢文もどちらも担当教師は男性であったのに。

この物語を読んでいるとき、途中まで国語教師は女性だと勘違いして読んでいましたがのちに男性だと気付きました。

それが物語に及ぼす影響は全くないのですが、私はこういったなんの根拠もない思い込みや先入観のなかで生きていることに気付きました。

(だからなんだよ...)

 

男尊女卑だって、

男が外で働き、女が家のことをする

といったなんの根拠もない、つくり出されたイメージ、思い込み、先入観によって定着した過ちです。

 

世の中そんな間違いだらけなのかもしれないと思った私でした。....謎(笑)。

 

 

 

最初の気持ち悪さ、嫌悪感ではなく娘への同情、なぜこんなすれ違いが起きてしまうのかという心のむず痒さからのめり込んでいきます。

 

手記と回想の矛盾

誰が、何が正しいのか。

 

まったく予想していなかった展開、

さすが湊かなえ

後味の悪さはいわずもがな。

それでいて最後まで読んで良かったとホッとする部分もあります。

序盤の気持ち悪さで読むのを投げ出してしまったら、得るもの、楽しむ要素はなにもないです。

是非、みなさんにも最後まで読んでいただきたい。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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いつもありがとうございます。

 

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