空のきまぐれ

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映画化!親友が罪を犯していたらどうしますか『友罪』薬丸岳

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友罪 / 薬丸岳 

【読書記録】

 

はじめましての方は注意書きをどうぞ。

 

SNSで仲良くしてくださっている方がお勧めしてくれた本が気になりました。

薬丸岳さんはこちらが初めて読む作品となります。

今まで決まった作家さんしか読んでいなくて、読了本も少なかった私がいろんな作家さんの作品を読もうと思ったきっかけを与えてくれた一冊です。

 

今回は薬丸岳さんの『友罪』です。

 

 

あらすじ

あなたは"その過去"を知っても友達でいられますか?

 

埼玉の小さな町工場に就職した益田は、同日に入社した鈴木と出会う。

 

無口で影のある鈴木だったが、同い年の二人は次第に打ち解けてゆく。

 

しかし、あるとき益田は、鈴木が十四年前、連続児童殺傷で日本中を震え上がらせた「黒蛇神事件」の犯人ではないかと疑惑を抱くようになり――。

 

少年犯罪のその後を描いた、筆者渾身の長編小説。

 

友が犯した罪、友に犯した罪、少年犯罪とは

あなたは罪を犯したことがありますか?

もしあるとして、親友と呼べる人に打ち明けていると思いますか?もしくは付き合いが続いていく中で打ち明けることができると思いますか?バレてしまったら?

 

あるいは、あなたの親友は一度も罪を犯したことがないと言い切れますか?

罪が犯したことがあるとして、あなたに告白するのでしょうか。

もしあなたが親友の罪を知ってしまったときあなたはそれを受け入れて今まで通り友達を続けられますか?

 

TVでは「少年法は誰のためにあるのか」なんて少年法の是非についてあれこれ言われています。

誰もが一度は聞いたことがある。

私も聞いたことはありました。

でもそんなのは聞いている風で聞き流しているだけでした。

この本を読んで"初めて"自発的に「少年法とは誰のためにあって、誰が守られるものなのか」と考えるようになりました。

 

自分の身にこんなことが起きたとしたら...

自分の友人が罪を犯していたら….

 

そんなふうに益田や他の同僚、恋人といった立場を自然と"自分"に置き換えて考えながら読み進めてました。

 

"自分だったらこうするな"とか"こんなことしてあげられるだろうか"といったふうに自然と物語に入り込めてさらっと読み終えてしまいました。

 

私は読書が好きですがあくまでライトユーザーです。

小説は好きだけど時間があれば読みたい、といった程度のごくごく一般的な"好き"なのでこの小説は買ってから1ヶ月程度は積読本でした。

だって分厚いんですよ、これ。約600ページ。

 

私の中では中学生の時に買った『白夜行 / 東野圭吾』に次ぐ分厚さです。

(ちなみに『白夜行』は800ページ以上あります。)

 

それだけ読むのが億劫だったのに2日で読んでしまいました。それも読んでしまいたいけど翌日に影響すると思って1日で読んでしまわないようにセーブして。

 

今年は毎月5冊前後(これでも人生で一番読んでます)読んでいるのですが、今年オススメしたい小説1、2位を争うレベルのおすすめ度です。

 

私自身もう23歳、いつかは結婚して子どもだって欲しい。

でもそんなときこの小説を再読して、子どもの未来の"あらゆる可能性"を考えてしまうと思います。

それでも、そうならないように支えてあげるのが親だと思うし、そうなってしまっても支えてあげる覚悟を持って育てていきたいなと考えました。

 

また5年後とかに読んだら違うことを考えながら読むのだと思いますが、半分子どものような"今"読めたのは大きかったなと思います。

【祝・映画化!】心を許した友は、あの少年Aだった。

gaga.ne.jp

 

映画公開が発表されていましたね!

 

2018年5月 全国公開

 

題材が題材だけにかなりの反響が予想されるので、

そういった世間の反応も気になるところです。

 

瀬々敬久監督、生田斗真さん、瑛太さんをはじめ、

原作者 薬丸岳さんのコメントも掲載されています。

この作品を世に発表するとき、喜びよりも先に恐れを抱きました。

 

世間の関心を集める題材ですが、同時にとてもデリケートで難しい問題を含む内容だったからです。

 

ただ、たとえどんなにリスクがあったとしてもどうしても伝えたかったことでした。

 

今、この作品にこめたメッセージを映画としてより多くのかたがたに訴えかけようとされる瀬々監督はじめスタッフの皆様とキャストの皆様の勇気と気概に、ただただ敬意の念を抱きます。

 

スクリーンでこの作品と再会できる日を今から心待ちにしております。

映画『友罪』公式サイト - 2018年 全国ロードショー

 

テーマを変えることで新たな興味が湧くかもしれない

この一冊に出会えたことで今までたくさんいる作家さんの中から特定の方ばかり読んできたことをもったいなく思いました。

 

当然ですが作家さんそれぞれ得意とするテーマが違います。

 

自分が知らないことに興味を持てる素晴らしいきっかけになるかもしれません。

 

薬丸さんじゃんくてもいいです。

 

いつもとは違ったテイストの本を手に取ってみると素敵な読書体験ができるかもしれません。

 

ラブストーリーが好きな方はサスペンスやヒューマンドラマだって好きになるかもしれせん。

 

SFやミステリーが好きな方はたまにはコメディやラブストーリーだって「いい!」と思えるかもしれません。 

 

いつもと違ったテーマと言われても分からないという方は『友罪』をおすすめします。

 

学生も、若者も、大人の方も、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ブックマーク、コメント、読者登録、とても励みになります。

いつもありがとうございます。

 

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