大学スポーツをビジネスに

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スポーツを見る人もプレイする人も知っておいたほうがいい、

スポーツの競技レベルの大幅アップが図れる「NCAA

 

NCAAってなに?という方へ向けて仕組み、メリット、デメリットを分かりやすくまとめています。

 

こんにちは、そら(@15sora30)です。

 

私自身大学でスポーツをしていたこともあり、当時知って驚き、

 

なぜ日本にないのだろう

 

という存在がアメリカにはありました。

それが

 

NCAA

 

です。

 

NCAAってなに?

 

という方へ向けて少しでもNCAAが認知されればと思います。

 

 

NCAAとは : 大学スポーツの総本山

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《National Collegiate Athletic Association》全米大学体育協会。1905年、合衆国大学体育協会(IAAUS, Intercollegiate Athletic Association of the United States)として設立。1910年、現名称に改称。本部はインディアナポリス。(デジタル大辞泉より)

NCAA.com – The Official Website of NCAA Championships

 

NCAAとはアメリカにおける大学の体育協会です。

 

NCAAの存在によって起こることを一言で言ってしまえば、

大学スポーツのビジネス化

 

 

協会の主な仕事は、

大学のスポーツクラブ間の連絡調整、管理など、多岐にわたる運営支援。

 

NCAAの市場規模はおよそ8000億円、収益は年間1000億円です。

 

アメリカでのプロスポーツとの売上比較ではNo.1のNFLに次ぐNo.2

 

NCAAは複数のスポーツを含めた合計とはいえメジャーリーグやNBAよりも多いのです。

 

ちなみに、

洋画・邦画を含めた日本の映画業界の市場規模はおよそ7400億円弱なのでそれ以上です。

 

私が日本中に知ってほしいのはNCAAがどんなものか、

ではなくそれによって何が起こるか、です。

 

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もちろんビジネス化によってお金が発生します。

 

ただ、勘違いしてほしくないのが

選手が報酬を受け取るわけではない

ということ。

 

学生はアマチュア選手なのです。

(報酬を受け取れば競技資格剥奪に)

 

一方、アメリカでは裁判で「学生アマチュア規定は違法」というカレッジスポーツ界を揺るがす判決が下されたりもしています。

 

これは異常に大きな収益を上げているにも関わらず選手への報酬がないせいで、

環境の整備等、選手たちへ還元をしてもあまりある利益が存在し、

大学の利益が大きすぎるとの批判から始まっています。

 

もちろんメリットもデメリットもあり、簡単に導入できるものではありません。

 

NCAAは創設されてから110以上の伝統ある組織なので、

今まで様々な問題を抱え、解決してきたことで現在まで続いているのです。

 

NCAAの主な仕事

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NCAAは大学体育会の大会を運営し、チケットやテレビ放映権等で利益を上げる

 

あげた利益は組織の運営費やスポーツ振興、奨学金などに割り当てます。

 

大学スポーツ界全体が生み出す利益を一元的に管理、

各大学に分配する仕事をしています。

 

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オハイオ州立大学のスタジアム

 

これが大学の一般的なスタジアム。

これもNCAAがあげた収益の分配金によって建てられています。

 

NCAA : メリット・デメリット

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メリット

  • 練習時間時間の上限と休養日の確保
  • 公式戦は必ず休日開催
  • 練習環境の充実
  • 一流の監督やコーチ
  • 選手のレベルアップ
  • 各競技会のレベルアップ
  • 地域活性化

 

NCAAの現行のルールを参考にすると、

練習時間の上限は週20時間、

週1日以上の休養日が義務付けられています。

 

練習時間に制限を設けることで選手の怪我防止学業への影響を抑えようといった意図があり、 

実際にNCAAは学業成績をチェックし、

選手の成績や卒業率が規定ラインを満たさない場合スポーツ推薦枠の減少などがチームに科されます。

 

 

  • 練習時間時間の上限と休養日の確保
  • 公式戦は必ず休日開催
  • 練習環境の充実
  • 一流の監督やコーチ
  • 選手のレベルアップ
  • 各競技会のレベルアップ
  • 地域活性化

 

NCAAによる統括のもとで大会運営が行われるため公式戦の平日開催はありせません。

 

学生にとっても、

保護者にとっても、

公欠で学業に支障をきたすことがないというのは競技を続ける上で重要だと思います。

 

 

  • 練習時間時間の上限と休養日の確保
  • 公式戦は必ず休日開催
  • 練習環境の充実
  • 一流の監督やコーチ
  • 選手のレベルアップ
  • 各競技会のレベルアップ
  • 地域活性化

 

アメリカの大学は自前のスタジアムを持っているのは当たり前。

それが観客で埋め尽くされるのも普通のことです。

 

NCAA加盟大学は収益が分配されますから、

その収益を競技場やトレーニングルームを充実させるための予算に割り当てることができます。

 

日本で大学スポーツをやっている人の中で練習環境を満足に与えられているチームは私立大学の中でもごく一部のトップチームのみです。

 

各競技、

国立大学でもトップリーグに割り込む強豪はありますがそれでも環境はどうしても私立には敵いません。

 

自分のスキルアップのために、

よりよい環境を求めて頑張るというのは純粋な動機だと思います。

 

 

  • 練習時間時間の上限と休養日の確保
  • 公式戦は必ず休日開催
  • 練習環境の充実
  • 一流の監督やコーチ
  • 選手のレベルアップ
  • 各競技会のレベルアップ
  • 地域活性化

 

現在日本の大学スポーツの監督やコーチ、スタッフの多くは

それこそ中学高校におけるブラック顧問と同じなのです。

 

支払われるのも交通費だけなんていうのも多い。

 

それが収益によって報酬が払えるようになることで監督やコーチ、

スタッフを雇えるようになるので選手やチームのレベルアップに繋がります。

 

 

  • 練習時間時間の上限と休養日の確保
  • 公式戦は必ず休日開催
  • 練習環境の充実
  • 一流の監督やコーチ
  • 選手のレベルアップ
  • 各競技会のレベルアップ
  • 地域活性化

 

練習施設やスタッフの充実によって環境がが整えられ、

クオリティの高い練習をすることが出来るようになり今まで以上にスキルアップが図れます。

 

 

  • 練習時間時間の上限と休養日の確保
  • 公式戦は必ず休日開催
  • 練習環境の充実
  • 一流の監督やコーチ
  • 選手のレベルアップ
  • 各競技会のレベルアップ
  • 地域活性化

 

大学スポーツのクオリティも上がり各競技が盛り上がることで競技界全体のレベルが上がりプロ選手も誕生しやすくなり、オリンピック選手など世界で活躍する選手が生まれやすくなり日本の競技レベル向上期待できます。

実際にNCAAはプロ選手の登竜門としての地位を得ています。

オリンピックなど世界大会で日本人が表彰台に登る機会が多くなると期待されます。

 

 

  • 練習時間時間の上限と休養日の確保
  • 公式戦は必ず休日開催
  • 練習環境の充実
  • 一流の監督やコーチ
  • 選手のレベルアップ
  • 各競技会のレベルアップ
  • 地域活性化

 

現在の日本において「地元の大学が試合をするから応援に行こう。」なんて習慣がある人はほとんどいないでしょう。

 

よっぽど自分がOBであったり、

知り合いがいるからごくごくたまに観に行く、

といったほうが普通だと思います。

 

それが、

競技のレベルの向上に伴い観るスポーツとして形になれば自然と贔屓のチームができたりするものです。

 

 

デメリット

  • すぐに莫大な利益があがるわけではない
  • 学生で金儲けは許されるのか
  • 高校スポーツの方が注目度は高い

 

NCAAは110年以上の伝統があります。

当然、日本版NCAAができたとしてもすぐに収益を上げるのは難しいでしょう。

 

まずは観るスポーツとして形にならなければ誰も試合を観てくれません。

そもそも日本のスポーツ業界は小さいと言われています。

 

日本の大学スポーツで人気のものと言えば箱根駅伝六大学野球くらいしかありません。

 

個人的には日本版NCAAの取っ掛かりとして箱根駅伝がいいんじゃないかと思ってます。

若者からお年寄りまで、

お正月で家にいる人が多く注目度も高いスポーツはビジネス化のハードルも低いはず。

 

 

  • すぐに莫大な利益があがるわけではない
  • 学生で金儲けは許されるのか
  • 高校スポーツの方が注目度は高い

 

一番のネックかもしれません。

 

日本で学生スポーツというとあくまで自主的な課外活動。

優先して活動するものではない。

ましてやそれを利用して大学が金を稼いでよいのか、

といった数多くの批判もあるでしょう。

 

ただ、そういうのは真剣に競技と向き合ったことのない外野がいうものであって、

実際に活動する選手の意見こそが重要視されるべきだと思います。

 

単純に競技を楽しみたい選手もいます。

もっと恵まれた環境でレベルアップしたい選手もいます。

 

すべてのチームがビジネス化に巻き込まれるわけではありません。

 

メリットもデメリットもきちんと説明したうえで選手に方向性を選んでもらえば問題ありません。

 

プライベートリーグや今までどおりの運営に準ずるチームを選ぶこともできるようにすればいいだけだと思います。

 

 

  • すぐに莫大な利益があがるわけではない
  • 学生で金儲けは許されるのか
  • 高校スポーツの方が注目度は高い

 

夏の甲子園、

高校サッカー、

バスケのウィンターカップ、

春高バレーなど。

 

日本では大学スポーツよりも高校スポーツのほうが注目度は高いと思います。

 

これは選手による競技レベルの高さよりもまだ若い選手たちの努力輝きを美学として評価している部分が大きいのではないでしょうか。

 

注目度で考えれば高校スポーツにもNCAAのような運営方法を適用する案も出てくるでしょうが、

未成年の選手にそういったのものはさすがに不適切だと思うので賛同できません。

 

それよりも、整った環境のもとで、大学でも競技を続けたいと思ってもらえる環境を作るほうが適切だと思います。

 

書きたいことをすべて書けたわけではありませんがすでに長くなってしまっているので今回はここまで。

 

デメリットももっとあると思います。

 

ただ私は日本版NCAAに賛成派なので偏った意見になってしまったことはお許しください。

 

最後に、

スポーツ庁長官の

 

スポーツ稼ぐという風土を作る」

 

 

という発言は日本における画期的な発言であり、

この考えが世の中で浸透していくことを期待しています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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いつもありがとうございます。

 

 

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