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本当に苦手ジャンル?『アイネクライネナハトムジーク』伊坂幸太郎

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伊坂さん本人は恋愛ものが苦手とおっしゃりますが、

それでこのクオリティですか。

 

単に恋愛ものというわけではなく、

人と人との出会いやほっこりする人間関係がたまりませんでした。

 

こんにちは、そら(@15sora30)です。

【読書記録】

 

はじめましての方は注意書きをどうぞ。

 

今回、初読み作家さん。

伊坂幸太郎さんの『アイネクライネナハトムジーク』です。

 

え?伊坂幸太郎読んだことないの?

って言われそうで怖いです。

 

 

あらすじ : 『アイネクライネナハトムジーク』伊坂幸太郎

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妻に出て行かれたサラリーマン、

声しか知らない相手に恋する美容師、

元いじめっ子と再会してしまったOL...。

 

人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。

 

でも、

運転免許センターで、

リビングで、

駐輪場で、

奇跡は起こる。

 

情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。

明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。

アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)

 

『アイネクライネナハトムジーク』感想 : ただの恋愛ものじゃない、最高の繋がり

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一番最初にまだ読んでない方へおすすめの読み方を。

 

一日一話

 

をおすすめします。

 

心地よくさらっと読めてしまいますが、

たった一話だけで一日中多幸感がすごいです。

 

一気に読んでしまうと幸せの過剰摂取で処理しきれず何度も読み返すことになります。

 

表題にもある「アイネクライネ」は、

伊坂さんが斎藤和義さんの大ファンであると公言していたところ、

それを斉藤さん側がキャッチして伊坂さんに恋愛をテーマにした作詞を依頼したところから始まったようです。

 

そして「アイネクライネナハトムジーク」がもとになって『ベリーベリーストロング~アイネクライネ~』という曲が作られました。

 

伊坂さん恋愛もの苦手なんですね。

それもあって今まであまりそういったものは書いていなかったそうです。

 

だから今回のも単に恋愛ものというわけではなく、

人と人との出会いやほっこりする人間関係がたまりませんでした。

 

ご自身で苦手とおっしゃってますが、苦手でこのクオリティ。

 

他の作品読むの楽しみで仕方ありません。 

 

 

「ヘビーライト」は『ベリーベリーストロング~アイネクライネ~』がシングルカットされることになり、

その初回限定盤の付録として書き下ろされました。

 

私はドッキリが好きでサプライズとは違いますが、

友人を驚かせたりするのも、

ドッキリ番組を観るのも好きなんですけど、

 

そっか〜確かにこっちのエゴだよな〜

 

なんて思いました。

 

でも楽しいですよね...

 

それ以降「アイネクライネ」「ヘビーライト」から膨らんだ話をまとめて出来上がったのがこの短編集だそうです。

 

なかでも「メイクアップ」が気に入りました。

 

結衣はもちろん、

最後にあの判断に至った結衣の性格も彼女の長所として理解している香織もまた好きになりました。

 

解説のなかで、伊坂さん自身のエッセイの欄外コメントに触れられています。

 

昔はフィクションで恋愛を扱うことにあまり興味がなかったんです。

 

みんなが興味を持つ恋愛は、料理で言えば、

肉みたいな存在だと思っていました。

 

肉が入っていれば、その料理はうまいに決まってるよ、

と。

 

だったら、

肉が入っていない美味しい料理を作るほうがかっこいいと考えちゃって(笑)。

 

いまは少し変わってきて、

肉料理を作るにしても、焼き加減や味付けとか、

いろんな技術が必要なんだな、と思います。

 

とおっしゃていたようです。

 

当然私はそのようなコメントがあること自体知らなかったのですが

 

たしかにその通りだな。

恋愛が絡んでくれば多かれ少なかれ高評価は得られますよね、

 

と納得してしまいました。

 

人と人との出会い繋がりをこんなにも素敵に綴れる作家さん。

 

その作家さんの作品を今まで読んでこなかった過去の私を呪いたい...

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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