あなたが共感できるの誰ですか『こぼれ落ちて季節は』加藤千恵

こぼれ落ちて季節は / 加藤千恵

 

 

ポッキーの日ですね、私はトッポ派です。

 

さっそくマイルールを破ってタイトルの統一をやめてみました。

アイキャッチで商品名も表紙画像も表示できるしいいかなと思ったので試行錯誤していきます。

 

【読書記録】

感想は素人の主観であってあくまで手だの感想ですので、悪しからず。

 

今回もネタバレ無しですが途中、内容に触れることはあるかもしれませんのでまっさらな状態で読みたい方は感想スルーでおねがいします。

 

これを読んで作品に興味を持っていただけたら光栄です。

 

(敬称略)

 

今日の読書記録、

 

『こぼれ落ちて季節は』加藤千恵

 

加藤千恵公式サイト | Kato Chie official site

HPも素敵なので覗いてみてください。

 

以前にも書きましたがカトチエ作品は2つほど読んだことあり、どちらも素敵な作品なので再読した時には読書記録を書きます。

 

加藤さんは15歳、高校生の時に歌人としてデビューした方ですので、小説も短歌から話が膨らんでいくものなどが多くて素敵です。一つ一つが短いのに内容が濃かったり、登場人物のその後を想像してしまったりといったところが魅力だと思います。

こぼれ落ちて季節は (講談社文庫)

 

あらすじ

愛は大学のサークルの先輩と男と女の関係となった後も、彼の提案で友人のように装っていた。しかし、彼と同級生の那美香だけはそれを見抜いている。那美香もかつてその彼に迫られ、密かに想いを寄せていたのだったー。巡り合っては移ろう季節のように、男女の機微を歌人カトチエが鮮やかに描く恋愛小説集!(内容(「BOOK」データベースより) )

 

 

 

以下、ネタバレありません

 

 

 

・友だちのふり

・たぶん初恋

・逆さのハーミット

・向こう側で彼女は笑う

・この人かもしれない

・波の中で

・すべり落ちる時間

 

の7つのお話から出来ていて「すべり落ちる時間」以外の5つは1つの物語が二人の視点から進められていきます。

 

それと巻末に文庫特典として

加藤千恵✕miwa スペシャル対談

が収録されています。

 

この短編集には様々な男女が描かれていて、誰も彼もそれぞれに悩みや焦り、葛藤を抱えていますが、中でも浦井梓に共感でき、「この人かもしれない」が好きになったというよりは浦井梓という一人の女性に親近感を覚えました。

 

彼女は今まで生きてきてずっと、友人のよい聞き役ポジションを担ってきた女性です。

自然と聞き役となっていった部分もあるし、自分からそういう役割になろうとしてなった部分もある。話を聞くのは楽しいし、なんとなく頼りにされている感じが気持ちいい。

 

現実世界の私たちだって聞き役になっている人たちは少なからずそんな部分を持ち合わせていると思います。

私もまさしく梓と同じような立ち位置が多いですし理由も同じ。

だから共感できたし、その悩みにも親近感を覚えました。

 

 

この短編集は読んでいる間、

「人はみんないろんな側面を持っていて、人によって側面の数も、どれだけの人が同じように見えているのかも違うのだな」

なんて達観できているかのような思いを持ちながら読み進められました。

 

 

様々な性格、悩みをもった主人公たちが出てくるのでどんな人が読んでもその多くの人は親近感もてる登場人物がいるんじゃないかな、と思います。

こぼれ落ちて季節は (講談社文庫) 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

前回の読書記録はこちら。 

sora1530.hatenablog.com